新華社東京5月9日 (記者/許縁)今年の年始以来、為替は円高進行となった。現在日本円の対米ドル為替レートは1ドル=106円前後を維持し、昨年の低位時の1ドル=125円の上昇幅を15%上回った。分析では、円為替レートの上昇は日本経済にとって弊害が利得より大きく、円為替レートも短期内で去年の水準に再び戻る可能性が低いとみている。
円高は日本経済に一定の積極的な影響を与え、自国通貨の勢いの強さは対外貿易や国際収支に対する日本の状況を大幅に改善し、経済成長を促進し、外貨準備高を増加させた。
しかし、分析では円高が日本経済に与えた不利な影響は更に大きいとみている。その理由としてまず、東京株式市場の日経225銘柄の平均株価が年始以来絶えず暴落して下限値を記録し、今なお16000円から17000円の間を上下し、去年の年末時に比べて下落幅が15.2%に達していること。
その次に、円高も日本の大企業と中堅企業に深刻な業績悪化を招いたこと。それには株価の下落が企業資産を縮小させた一方で、日本の輸出型企業、特に製造業企業の世界市場における競争力が低下したことが挙げられる。
(新華社より)
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