研究結果によると、地球上には約1兆種の生物が存在するが、人類にとって既知の生物はその10万分の1に過ぎない。
細菌や古細菌を加えるならば、地球上の生物は1兆種ほどに達し、これまでの見積もりを大幅に上回るという。人類の既知の生物はその10万分の1のみで、残りの99.999%は未知の生物だ。研究論文は米国科学アカデミー紀要に掲載された。
論文の著者の一人、インディアナ大学の准教授は、「最近まで、自然環境に存在する微生物の数を正確に見積もることはできなかった」と述べた。
インディアナ大学の研究者は今回の研究で、政府・研究機関・民間による、微生物・植物・動物のデータをまとめた。研究対象には、南極大陸を除く世界の海上・陸上の約3万5000カ所が含まれ、560万種以上の微生物・生物が集まった。
研究者はまた、動物・植物の種の数を正確に見積もるスケーリング則が、同じく微生物にも使えることを発見した。これは今回の研究の大きな力になった。
学者はまた、地球上のすべての微生物を見つけ出し、確認することはほぼ不可能だとした。地球微生物プロジェクト(EMP)も、現在まで約1000万種の微生物しか発見していない。
(チャイナネット)
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