故宮博物院は5日、画期的な発見を含む多くの考古学調査結果を発表した。広州日報が伝えた。
故宮研究院考古研究所の李季所長は、故宮考古学調査の新たな成果として、次のように紹介した。
このたび、初めて元の時代の地層が見つかった。これは故宮 隆宗門の西で発見されたもので、近年の故宮考古学調査における画期的な発見だ。その層間関係は年代の新しい順で(1)清代中期の煉瓦(れんが)敷きの地面および煉瓦製の排水口(2)明代後期の壁、門道の基礎、煉瓦敷きの地面、煉瓦製の石柱の基礎。明代初期の建築物の基礎(3)最下層の突き固めた土による基礎——となっている。最下層は層間関係から判断し、同遺跡の最も早い堆積物と判断される。その年代は元と見られ、故宮考古学調査の初の重要な発見となった。