アリババ(阿里巴巴)グループはまたもや米ウォール街のアナリスト達の予想を上回る成長を遂げた。アリババが5日に発表した2016年度第4四半期(16年1~3月)と16年度(15年4月~16年3月)の業績をみると、取引額と収入がいずれも力強く増加し、市場の期待を上回って、世界最大のモバイル経済の実体になるとともに、消費経済と科学技術が駆動する中国サービス産業の高い柔軟性と潜在力を体現した。「北京日報」が伝えた。
データをみると、16年1~3月期には中国での小売事業の売り上げが持続的に増加したことに牽引され、アリババの収入は前年同期比39%増加して、241億8400万元(1元は約16.5円)に上り、過去4四半期の中で最大の増加率を達成した。アリババプラットフォームでの取引額は同24%増加して7420億元に達し、純収益は76億3500万元だった。
傘下の小売プラットフォームの同期の収入は183億4千万元で、同41%増加し、過去6四半期で最も大きな伸びをみせた。注目すべきは、モバイル端末の貢献度がさらに高まり、モバイル端末経由の同期の収入は同149%増加して130億8400万元に達し、中国での小売事業収入に占める割合は71%になり、前年同期の40%を大幅に上回ったことだ。
16年度全体では、アリババプラットフォームでの取引額は3兆920億元で前年比27%増加し、アリババは世界最大のモバイル経済の実体になった。
(人民網日本語版)
関連記事: