決済サービスの「支付宝」(アリペイ)はこのほど、複数のパートナーと海外決済に関する提携関係を結んだ。これには、世界400都市以上をカバーする配車アプリ「Uber」、米国200都市以上をカバーする配車アプリ「滴滴出行」、1万6千台以上のタクシーが登録する台湾の配車アプリ「台湾大車隊」、タイ全土に9千店舗を有するセブンイレブンなどが含まれる。
支付宝とUberは2014年から提携を結んでいるが、そのサービス範囲はこれまで中国大陸部のみに限られていた。5月1日以降、このサービスが世界68カ国・地域の400以上の都市に拡大する。支付宝は、同サービスにより海外旅行中の観光客が中国と同じ配車サービスを体験できるようになることを望むとしている。
滴滴出行は4月より米配車サービスのLyftと提携し、中国人観光客向けに米国の200以上の都市で配車サービスを提供、支付宝による決済に全面的に対応している。
4月末、支付宝はタイの決済会社Counter Serviceおよびタイのセブンイレブン運営会社と提携し、タイ全土の9千店舗あまりのセブンイレブンでの決済に対応した。
支付宝は昨年より、日本、韓国、シンガポール、香港など15の国と地域で、約7万の海外店舗での決済に対応、飲食店、スーパー、百貨店、コンビニ、免税店など、食べる・飲む・遊ぶ・楽しむに関わる様々な消費をカバーした。
近年、海外旅行に出かける中国人が急増し、海外での決済サービスへのニーズも高まっている。中国人観光客が海外でも普段慣れ親しんだ決済が利用できるよう、支付宝は積極的に海外進出を進めており、海外での利用がますます便利になっている。
(人民網日本語版)
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