:
中国社会科学院の専門家、日本の外相の「裏表のある」やり方を批判:日本側が言行を一致させることができるよう望む
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-05-06 15:21:07 | 新華網 | 編集: 王珊寧

  新華網北京5月6日(記者/薛天依)中国社会科学院日本研究所の呂耀東研究員は5月3日に新華網の記者のインタビューに応じた際、日本の岸田文雄外相の最近の訪中について彼自身の考えを語った。呂研究員は、岸田外相は訪中した時、中日関係を改善したいと表明していたが、その後の東南アジアへの訪問では南中国海問題に対してあれこれ言い、中国とASEANとの関係を裂こうとしたと語った。呂研究員は更に、日本側が「裏表のある」やり方を改め、承認したことを実行し、言ったことをやり通してほしいと語った。

  日本の岸田外相が4月29日から5月1日にかけて中国を公式訪問した。これは日本の外相の4余年ぶりの訪中にあたる。訪問期間中、中国の王毅外交部長が岸田外相と会談を実施した。岸田外相は中国側に中日関係を改善させるためのいくつかの承諾を行った。これに対し、呂研究員はインタビューに応じた際、次のような見方を示した。今回の日本の外相の訪中が結局のところ政治ショーなのか、それとも新型の中日関係を本当に構築していきたいのかを判断するには、我々はその言葉を聞いて、更にその行いを観察せねばならない。日本側が言ったことをやり通し、言動が一致せず、中日関係を損ねるようなことをし続けないよう望んでいる。

  呂研究員は、岸田外相は中国を離れてまもなく、その後すぐにタイなどの東南アジア諸国を訪問した際、南中国海問題についてあれこれ言い、中国とASEANとの関係を裂こうとした。このような行為は中日関係を損ねるだけでなく、地域の平和と安定の改善にも役立たないだろうと語った。呂研究員は、日本側は中日の二国間の場面では中日関係を緩和させるような話をすべきなのに、他の国際の場面では逆に中国脅威論や中国衰退論をあおっている。このような裏表のあるやり方では中日関係を真に改善させることはできないだろうと指摘する。

  呂研究員は更に、中日両国は世界第二と世界第三の経済体として、確かに相互依存の関係にあり、中日両国の健全な発展は、地域の経済発展や平和・安定にとっても有益だと語った。呂研究員は、日本側が言行を一致させることができ、承諾を実行し、実際行動によって新時代の中日関係を構築するよう望んでいるとの見方を示した。

 

  (新華社より)

 

関連記事:

中日外相が会談、関係改善に4つの提言

王毅外交部長、北京で日本の岸田外相と会談

新華網日本語

中国社会科学院の専門家、日本の外相の「裏表のある」やり方を批判:日本側が言行を一致させることができるよう望む

新華網日本語 2016-05-06 15:21:07

  新華網北京5月6日(記者/薛天依)中国社会科学院日本研究所の呂耀東研究員は5月3日に新華網の記者のインタビューに応じた際、日本の岸田文雄外相の最近の訪中について彼自身の考えを語った。呂研究員は、岸田外相は訪中した時、中日関係を改善したいと表明していたが、その後の東南アジアへの訪問では南中国海問題に対してあれこれ言い、中国とASEANとの関係を裂こうとしたと語った。呂研究員は更に、日本側が「裏表のある」やり方を改め、承認したことを実行し、言ったことをやり通してほしいと語った。

  日本の岸田外相が4月29日から5月1日にかけて中国を公式訪問した。これは日本の外相の4余年ぶりの訪中にあたる。訪問期間中、中国の王毅外交部長が岸田外相と会談を実施した。岸田外相は中国側に中日関係を改善させるためのいくつかの承諾を行った。これに対し、呂研究員はインタビューに応じた際、次のような見方を示した。今回の日本の外相の訪中が結局のところ政治ショーなのか、それとも新型の中日関係を本当に構築していきたいのかを判断するには、我々はその言葉を聞いて、更にその行いを観察せねばならない。日本側が言ったことをやり通し、言動が一致せず、中日関係を損ねるようなことをし続けないよう望んでいる。

  呂研究員は、岸田外相は中国を離れてまもなく、その後すぐにタイなどの東南アジア諸国を訪問した際、南中国海問題についてあれこれ言い、中国とASEANとの関係を裂こうとした。このような行為は中日関係を損ねるだけでなく、地域の平和と安定の改善にも役立たないだろうと語った。呂研究員は、日本側は中日の二国間の場面では中日関係を緩和させるような話をすべきなのに、他の国際の場面では逆に中国脅威論や中国衰退論をあおっている。このような裏表のあるやり方では中日関係を真に改善させることはできないだろうと指摘する。

  呂研究員は更に、中日両国は世界第二と世界第三の経済体として、確かに相互依存の関係にあり、中日両国の健全な発展は、地域の経済発展や平和・安定にとっても有益だと語った。呂研究員は、日本側が言行を一致させることができ、承諾を実行し、実際行動によって新時代の中日関係を構築するよう望んでいるとの見方を示した。

 

  (新華社より)

 

関連記事:

中日外相が会談、関係改善に4つの提言

王毅外交部長、北京で日本の岸田外相と会談

010020030360000000000000011100381353393261