上海自由貿易試験区の空撮写真(3月29日撮)
新華網北京4月22日(記者/李鲲、康淼、葉前、何欣栄)2015年4月21日、上海自由貿易試験区が区域を拡張し、広東省、天津、福建省で自由貿易試験区が稼働し、中国の自由貿易試験区は2.0バージョンに突入した。改革の全面的深化及び開放拡大という重い任務を共同で引き受ける以外に、4つの自由貿易試験区はまた、各自で異なる使命を担っている。
国の計画によると、上海自由貿易試験区は「開放度が最高の投資と貿易が便利で、通貨交換が自由で、監督管理が高効果で利便で、法制度の環境が規範化された自由貿易パーク」を建設する必要がある。自由貿易試験区のけん引のもとで、2015年に上海市の金融市場取引額は1,463兆元に上り、5年前の3.5倍だった。金融業の付加価値増加額は前年同期比で22.9%増加した。京津冀(北京、天津、河北省)が協同で発展する高水準の対外開放システムを構築することは、国が天津自由貿易試験区に命じた特殊な使命と言える。このために、天津自由貿易試験区は京冀(北京市と河北省)地区に10カ所のドライポートを設置した。また、京津冀税関区域の通関一体化改革を実施することで、全体の通関物流コストはを約3割低下させる。省市の枠を越えた税収徴収管理納税サービスを統一化するシステムも開設した。