新華網北京4月20日 中国国防部新聞局の報道官は19日、中国側の軍用機が永暑礁へ赴いて重病の作業員を輸送したことに米国が疑いを示したことに対して記者の質問に答えた際に、関係島礁の建設と防衛施設の配置はすべて中国の主権範囲内で行っている事であり、米国が指図する権利はないと述べた。
ある記者は次のように質問した。ケーブルテレビ向けのニュース専門放送局、CNNの報道によると、中国側が軍用機を南沙諸島の永暑礁に派遣し、重病の作業員3人を輸送した件で、米国国防省の報道官はメディアの質問に対し、次のように答えた。中国側が今回、人道主義的救援活動のためだと説明したことに注目しているが、中国が何故、民用航空機ではなく、軍用機を使用したのかわからない。米国側はまた、中国側が永暑礁に軍用機を配置しないようにより強く要請していくと表明した。これに対し、どのような見方をしているか。中国国防部新聞局は次のように表明した。人民のために誠心誠意に奉仕することは、中国人民解放軍の基本的宗旨だ。緊急事態に、人民群衆を全力で救助することは中国軍隊の優良な伝統であり、一貫したやり方だ。 「これと鮮明な対比となっているのは、人の生命が危機に瀕しているときに、米国側が意外にも軍用機か、民用機かと疑問を呈していることだ。我々は米国の民衆が米国の領土で突発的な疾病を発症した場合に、米軍は手をこまねいて傍観するのだろうかと問わざるを得ない。」国防部新聞局は国防部公式サイトにこのような情報を掲載した。
国防部新聞局は次のように強調した。中国は南沙諸島及び近くの海域に対して、争う余地のない主権を有している。関係島礁の建設と防衛設備の設置はすべて中国が主権の範囲内で行っている事であり、米国は指図する権利がない。
(新華社より)
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