新華網ケープタウン4月18日(記者 高原)観光業の復興のために、南アフリカは最近さまざまな措置を講じて海外観光客を引き寄せており、特に中国人顧客・市場の開拓を重視している。今年初め以来観光業の発展の勢いは非常に強い。
南アフリカのデレク・ハネコム観光大臣は14日、南アフリカの観光業に今年上昇の勢いが見られたことは喜ばしく、3カ月前の外国人観光客数はいずれも100万人を上回り、これは2009年以来一度もなかった状況だと表明している。
ハネコム大臣は当日ある報告書の中で次のように伝えている。昨年の10月から、不景気な南アフリカ観光業に回復の勢いが現れた。今年1月、南アフリカを訪れた観光客数が初めて100万人を越え、前年同期比で15.4%増えた。そのうち、アジアからの観光客数の伸び幅が最も大きく、45.6%に達した。業界関係者は次のようにみなしている。南アフリカの観光業の成長が力強く推進された理由にはいくつかの大きな要因がある。まず、南アフリカ政府がビザ制限を緩和したこと、特に中国人観光客に対するビザ制限を緩和したこと。その次に、南アフリカの貨幣、ランドが大幅に下落し、外国人観光客の旅費を下げたこと。また、南アフリカの観光業自体が実力を備えており、各タイプの観光客の異なるニーズを満たすことができたことだ。
南アフリカ観光局は最近、それぞれ上海、北京などで業界シンポジウムを開催し、中国と観光分野の協力や交流をいかにより強化させるかについて研究検討した。ハネコム大臣も自らがその「プラットホームとなる」ことで、中国市場に対して重視する見方を表した。
中国人観光客のビザ申請を便利にさせるため、南アフリカは北京、上海、成都、広州にビザセンター4か所を設けている。今年の1月4日から、中国人観光客が南アフリカを通過してその隣国6カ国へ行く際、通過査証は要らなくなった。
(新華社より)
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