中国とラオスのダムから放水された水はメコン川を流れ、水不足に陥っていたベトナム西部の各省まで届きました。
ベトナムでは、西部地区にある12の省のうち9つの省が干ばつや、海水の逆流の影響を受けており、その被災状況を発表しました。数十万ヘクタールの水稲、果樹、生花、水産養殖業などが被害を受けており、100万人以上が飲用水不足の状態にあります。多くの地域で、川水や井戸水が高額で販売され、住民たちはそれを購入しています。
中国は3月中旬から4月10日にかけて、雲南省の水力発電所のダムから放水して、ベトナムを含む東南アジア諸国の干ばつ状況緩和にあたります。
すでにドンタップ省とアンザン省の河川や渓流の水量は十分になってきたということで、地元住民が種まき作業を始める様子が見受けられました。
(Record China)
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