中国海南航空は24日、東京で記者発表会を開き、西安から東京(成田空港)の直行便開設の詳細な情報を現地の旅行社や旅行代理店向けに紹介した。これは同航空会社が東京に事務所を設けて以降初めての公式登場となった。人民網が伝えた。
発表によると、海南航空の西安から東京の直行便は昨年12月23日に就航、毎週3往復している。西安からの出発時刻は8時15分、東京到着時刻は13時25分。また東京の出発時刻は14時25分で、西安到着時刻は18時50分となっている。
日本事務所責任者の黎偉氏は発表会において、国の「一帯一路」(1ベルト、1ロード)戦略に呼応すべく、海南航空は西安発の国際路線を積極的に開拓し、東京以外にもパリやローマ、シドニーといった都市への直行便も開設したと紹介、また、北京からはベルリンやブリュッセル、プラハ、モスクワ、サンクトペテルブルグの欧州の五つの空の要所へも直行便が開設されており、さらに今年6月、北京からマンチェスター、ボストン、シアトル、シカゴ、サンノゼ、トロントの五つの北米の空の要所へも直行便開設が計画されているという。この他、長沙からロサンゼルス、上海からボストン、シアトル、北京からカルガリーといった都市への直行便も開設予定で、こうした国際空路ネットワークの充実化は中国人の出国により高い利便性を提供することになると紹介した。
一方、観光交流の面で黎氏は、西安から東京への直行便の開設に伴い、より多くの日本人観光客が西安に、または西安を中継して中国各内陸都市に足を運び、現地の観光業と人の交流が促進されればと期待を述べた。発表によると、今年6月に同航空路はパリやローマへの航空路とも結ばれ、東京から両都市への訪問にも利便性が提供される。
中国四大航空会社の一つとして、海南航空は今日までに国内外航空路600余本を就航させており、中国およびアジア、欧州、北米地域の90都市をカバーする。また、海南航空はスカイトラックス(Skytrax)5つ星を5年連続で獲得しており、22年無事故記録を樹立、ドイツの航空安全指数を評価するJACDEC発表の「世界で最も安全な航空会社Top10」において、2015年度5位にランクインし、中国国内の航空会社で首位となっている。
(人民網日本語版)
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