新華網米国フィラデルフィア4月6日（記者/高攀）崔天凱駐米中国大使は先日米国ペンシルベニア大学で中米関係と中国の発展に関する基調講演を行った際、中国には「トゥキディデスの罠」と「中所得国の罠」を超えられる自信と能力があると指摘した。
崔大使は3日ペンシルベニア大学ウォートン・スクールで開催された中米サミットに出席した際、次のように語った。「トゥキディデス罠」への克服は、当面の中米両国が共に直面している課題だ。中国の発展は人民にすばらしい日々を過ごさせるために、絶えず自分を乗り越える事であり、他人を押し負かしたいのではなく、更には米国と覇権を争うことでもない。中国は対米関係を外交の優先的方向としている。中米の新型大国関係は一言の空洞化されたスローガンではなく、完全に中米関係に対する現実的な考えや中米関係の発展に対する誠意に基づいたものだ。
崔大使は次のように指摘する。中米間のいくつかの相違や食い違いは、両国の異なる国情によるものだろう。双方は相互尊重を堅持し、建設的な方式で食い違いを処理・管理して、相違と食い違いを協力の成長点に転化させるよう努力するべきだ。中米のネットワークセキュリティ分野における協力がそのたいへん良い範例だと言える。双方は対話と交流を強化し、戦略上の誤審を避けねばならない。中国は領土を拡張するという伝統や意図をもったことがなく、また他国が中国の領土・主権や国の安全を勝手に害するのを絶対に許さない。
中国の発展の道について話が及ぶと崔大使は、30数年にわたる改革開放により、中国はすでにこの道において偉大な業績を獲得しているが、成功に近づけば近づくほど、その信念や方向を強固なものとし、さまざまな困難や障害を克服せねばならないと語った。
崔大使は次のように指摘した。目下、中国人民は「4つの全面」の戦略配置に基づいて、革新、調和、グリーン、開放、共有化という5大発展理念を徹底し、発展方式の転換や経済構造の調整を主導的に推進しているところだ。中国はきっと中国の特色ある社会主義の道を成功裏に歩み通し、中華民族の偉大な復興という中国の夢を必ずや実現することができるだろう。
（新華社より）
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