2016年4月1日、中国でこのほど正式に販売が開始された上海ディズニーランドの入場チケット。初日のチケットは秒単位で売り切れになった。チケットの入手困難が続く中、上海の鄭さんはSNSで入場券20枚の予約リストを投稿した。もっと驚くのが、このチケットを予約したのは何と鄭さんの7歳の息子だった。「クラスメイト全員をディズニーランドに招待する」と言い放つこの子供に対して、ネットユーザーは次々に、「ちびっ子土豪(成金)、私と友達になってください!」とコメントしている。北京晨報が伝えた。
最初、事情が分からなかったという鄭さんは、「息子は以前からずっとディズニーランドに行って遊びたいと言っていたが、私も妻もいつも出張ばかりで子供の面倒を見る時間が取れないので、連れてってあげるとは言えなかった。そんなある日、突然チケット購入に成功したというショートメールが届いた。初めは詐欺メールだと思っていたが、問い詰めた結果、子供が私の携帯電話でディズニーランドのチケットを20枚購入していたことが分かった」という。
今回ディズニーランドの入場チケットの購入は1回1人5枚までという制限があり、実名を記入したメールに電話番号と身分証明書番号が必要だ。操作は簡単ではあるものの、7歳の子供からすると容易なことではない。
息子の今回の件について鄭さんは真剣に振り返りながら、「普段は忙しくて子供の気持ちを疎かにしていたが、子供が友達たちと分け合うことを知っているのを見て慰められた」と話す。ディズニーランドに行くことについて鄭さんは、「ディズニーランドでは必ず大人が同伴することと規定されている。子供たちだけで行くのはダメなので、他の子供の保護者と相談する。これからはできるだけ多くの時間を子供と一緒に過ごすようにする」と話した。
(人民網日本語版)
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