新華網北京4月1日 (記者/郝亜琳、潘潔) 中国の習近平国家主席のチェコ訪問期間中、両国は「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の強化、それぞれの発展戦略と政策での協調について共同認識に達し、関連のある協力文書に調印した。
今回の訪問は中国政府の政策文書「シルクロード経済帯と21世紀の海上シルクロード建設の共同建設を推進することに対する期待と行動」の発表から一周年の時期と重なった。分析筋によると、両国は「一帯一路」の枠組みの下での提携は優位性を補い合い、互恵・ウィンウィン、沿線の国家との「一帯一路」の共同建設に規範を示し、また中国-中東欧関係と中欧関係の発展に役立つ。
中国社科院欧州研究所の趙俊傑・研究員は「チェコは小国ではあるが、小さな馬が大きな馬車を引っ張るような効果が期待できる」、「チェコは欧州の心臓部にあり、工業の発展体系が比較的完備しており、「一帯一路」の建設において積極的な役割を発揮できるよう希望している。双方の協力は時宜を得たもので、模範的効果を発揮するだろう」と述べた。
チェコは「一帯一路」建設への参与に積極性を示している。2015年、双方は「一帯一路」建設の共同推進について政府間で了解備忘録を締結し、良好な基礎を築いた。チェコは中東欧16カ国の中で最初期にこの種の文書に調印した国家の1つであった。 中国国際問題研究院の崔洪建・欧州所所長は、「ユーラシア大陸の結合部に位置する中東欧は「一帯一路」構想の重要な繋がり地域で、相互接続の強化による地域的な優位性は明らかだ」と述べた。
「中東欧地区は欧州の入り口にあたり、『一帯一路』の重要なプレートでもある。チェコはこのプレートをこじ開ける重要な支点になり、中国-中東欧の協力を牽引することができるだろう」
(新華社より)
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