欧州議会対中関係代表団団長のJo Leinen氏
新華網ブリュッセル3月28日(新華社記者/孫奕 帥蓉)習近平主席が3月28日から30日にかけてチェコを公式訪問する。これは習近平主席の中東欧諸国への初訪問にあたり、欧州方面に対する再度の重要な外交行動だ。欧州の政界、商業界人士は新華社記者の取材に応じた際、今回の訪問に対する熱い期待を表現し、中国の国家指導者のチェコ訪問は中欧関係に新たな原動力を注ぎ込むだろうとみなしている。
欧州議会対中関係代表団団長のJo Leinen氏は、中国の国家指導者がここ数年イギリス、フランスなどの欧州の大国を訪問している。今回のチェコ訪問は、欧州で相対的に小さな国が欧中関係発展において依然として特殊で、重要な役割を発揮するというシグナルを放つだろうとの見方を示している。
中国・欧州デジタル協会のルイージ・ガンバーデラ( Luigi Gambardella)会長は、次のような見方を示した。中国の指導者のチェコ訪問が、欧中関係に新たな活力を注ぎ込むだろう。中国とチェコは共に製造業方面の協力の深化、特に科学研究イノベーションの分野での深化を望んでおり、これは欧州の利益のありかでもある。中東欧が中国と相互接続を深めることは、当地域の経済発展を促進し、それによりEU全体の経済成長とEU各加盟国間の相互の繋がりを促進する見通しだ。
Leinen氏は次のような見方を示している。現在EUと中国は戦略パートナーだ。EUは緊密な経済協力を望むだけでなく、政治、人文などの分野における二国間交流も同様に重要だともみなしている。人的・文化的交流を通じて、双方は理解を深め、相互信頼を強化することができるだろう。よって、二国間関係からでも、国際社会改革やガバナンスの共同推進といった面からみても、EUと中国の交流及び協力は、いずれも極めて重要なのだ。
(新華社より)
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