新華網北京3月27日 (新華社記者/白潔、王卓倫)チェコ共和国のミロシュ・ゼマン大統領の招きを受けて、習近平国家主席は3月28日から30日にかけてチェコを国事訪問する。これは両国の国交樹立してからの67年以来、中国の国家主席が初めてのチェコに対する国事訪問だ。アナリストは今回の訪問は中国とチェコの関係史上、一里塚としての意義があり、中国-中東欧の協力及び中国・欧州関係の発展に強大なエネルギーを注入すると予測する。
外交部の劉海星部長補佐は24日、中外メディアブリーフィングで、今回の訪問は習近平主席の中東欧国への最初の訪問であり、今年初めての欧州諸国への訪問になり、「欧州方面への重大な外交行動と言える。」と述べた。
「中国とチェコの関係は現在、歴史的に最良の時期にあると言える。」中国-中東欧国家の協力事務特別代表、霍玉珍前駐ルーマニア、チェコ中国大使は新華社記者の取材を受けた際に、次のように述べた。チェコは最も早期に中国と国交を樹立した国の一つで、過去67年間に両国関係は風雪を経てきた。ここ数年は二国間関係の発展が快速ルートに入り、両国のハイレベルの相互訪問が活発化し、経済貿易、人文、地域協力などの各分野で積極的に進展を遂げている。
中国国際問題研究院欧州研究所の崔洪建所長は次のようにみなしている。チェコ新政府は2014年の発足後、比較的大きな政治的勇気を表し、チェコ側は対中関係の発展において徐々に理性と実務に回帰している。特に昨年の9月3日に、ゼマン大統領が訪中して中国人民抗日戦争並びに世界反ファシズム戦争勝利70周年を記念する大会に出席しており、「この振る舞いは中国とチェコとの間の政治的相互信頼を大幅に向上させた」。
中国社会科学院欧州研究所の趙俊傑研究員は次のような見方を示している。現在チェコ政府は中国との協力発展に対してたいへん大きな情熱を抱いており、今回の訪問が「中国・チェコ関係において長足的、飛躍的な発展の獲得を推進するだけでなく、更に重要なのは中国と中東欧の協力のために牽引的且つ模範的な役割を果たすことができる」ものと信じている。
(新華社より)
関連記事:
外交部は習近平主席がチェコを公式訪問し、米国に赴いて第4回核セキュリティ・サミットに出席することについて国内外メディア向けブリーフィング
習近平主席はチェコを公式訪問し、米国に赴いて第4回核セキュリティ・サミットに出席