ソニー、ベスト・バイ、アマゾンなどのサイトの最新情報によると、ソニーが10月に発売を予定しているPlayStation VRの予約が受付開始後にすぐに一杯になったという。
あるアナリストは「VR(バーチャルリアリティ)製品への人気が高まりは、同製品に対する消費者の期待の高さを物語るものであり、業界全体に大きな刺激を与え、VR産業全体の発展を加速させ、より多くの資本と企業をこの分野に引き寄せることを期待させるものだ」と指摘した。
国内外の多くの企業や機関は「メインのヘッドセットの今年1年間の出荷量は250万台が見込まれ、関連するVRゲームも50を超える。それによる消費マーケットも形成される」と予測する。
また別のアンケート調査では、世界の75%を超える人が「VRに興味を持ったことがある」と回答し、40%を超える人が「2~3年以内にVRを購入する」としている。また中国国内では50%を超える人が「VRに興味を持ち、ゲームや映画などのVR製品・サービスを楽しみたい」と回答し、30%を超える人が「2~3年以内にVRの購入を検討する」としている。
現在、VR産業の先行きについて市場の見方は明るい。ゴールドマン・サックスの最新の調査レポートによると、2025年までに全世界のVR市場の年間売り上げ規模は1100億ドル(約7100億元)に達し、関連ソフトの販売額は720億ドルに上るとしている。このことはVR関連の全体の市場規模が今後の10年間で1兆元クラス(1820億ドル=1兆2000億元)の新市場に成長することを意味している。
デロイト・トウシュ・トーマツの2016《ハイテク・メディア・通信業界予測》によると、VRは2016年の産業の一大トレンドとなり、ヘッドセット250万台とゲームコピー1000万本が売れるとしている。より重要なことは、VRの売り上げの大半が数千万人の一般消費者によって支えられており、その結果、VR製品が新たな大衆消費財となり、産業全体の成長を大きく後押しすることだという。
(チャイナネット)
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