台湾地区の武俠小説作家古竜はかつて、「よく笑う女性は運に恵まれている」と書いたが、実際にもよく笑う人は運気が良いだけでなく、健康にも恵まれている。生命時報が伝えた。
笑いは心臓の特効薬、有酸素運動の効果に匹敵
米国メリーランド大学医療センター心臓病研究所の最新の研究発表において、笑いが心臓病発作を予防するという非常に不思議な作用があるということが初めて明らかになった。
研究者は同年齢の心臓病患者は心臓病を患っていない患者に比べて、いろんなシチュエーションにおいて笑う割合が約40%という割合しか占めておらず、彼らは多くの場合、起こりやすく冷淡な態度を示すことがわかった。また研究者はボランティアに面白い映画を15分間見せたあと、彼らの動脈の血流の測定した結果、笑った後の血流速度が正常な速度より22%は速くなることを発見した。これは有酸素運動に匹敵するほどの効果がある。
笑いは万能の痛み止め、大笑いは鎮痛剤に匹敵
痛みを感じる時に笑わせられると残酷に感じるかも知れないが、実際には痛みを止める効果がある。笑っているときの脳はハッピーホルモンが放出され、体内の痛みを緩和する上、痛みを感じる時の忍耐力がアップするからだ。
英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」で発表された研究において、心の底から笑うことで身体からアヘンに近い痛み止め効果がある化学物質エンドルフィンが生成され、また15分間、楽しく心ゆくまで大笑いすると疼痛耐性レベルが10%上昇することが明らかになった。更に研究では愛想笑いのように強制されるのではなく、リラックスした笑いにのみ実際に作用することが判明した。従って笑いは最も自然で最も副作用がない鎮痛剤なのである。
笑いというのは非常にシンプルなことで、人類に元々備わっている本能であるが、一方で笑いは複雑でもあり、テンポが速い生活において人々が笑う機会がだんだんと少なくなっており、むしろ苦心して練習したりスキルを磨いたりしなければいけないものになっている。
北京回竜観病院臨床心理科の孫春雲医長は内向的な性格であまり笑わない人に対して、「コメディ映画やジョークなどを見て、他の人に話してみると、その過程で楽しさが倍増する。またいつも生活の中から素晴らしいものを見つけるようにして、物事を全て良い方向に考えること。このほか、小さいスキルとして箸を加えて微笑む練習をすること。笑う時に使う筋肉をほぐすことで笑いと同様の効果が得られるので、訓練機関の多くは女性に箸をくわえ微笑む訓練を行なっている。鏡で微笑む自分を見ると、楽しさがこみ上げてくる」とアドバイスしている。
(人民網日本語版)
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