新華網北京2月25日 (記者/靳若城、王慧慧)外交部の華春瑩報道官は24日、中国側は米国政府が責任を担う態度により、積極的な対中政策を遂行していくことを望み、またそれを信じていると表明した。
華報道官は当日、外交部の定例記者会見で質問に答える際に、上述の表明を行っている。
ある記者が次のように質問した。米国大統領選挙の党内の予備選が現在ネバダ州で行われており、当面の状況から見ると、トランプ氏が共和党の大統領候補になる可能性が高い。トランプ氏は、先月「大統領に当選したら、中国側の為替操作に対する対処として、中国の輸入品に対して税金を課する」など中国に関わる言論をいくつかを発表している。中国側はトランプ氏が共和党の大統領候補となり、また大統領に当選後、関連の言論を実施に移す可能性があるかに対し、懸念を感じるか?
華報道官は「我々も米国国内で行われている大統領選挙の活動に、非常に興味を持って注目しています。しかし、これは米国の内政ですから、私はあなたが提起した候補者に関する具体的な言論に対して論じたくはありません。」と答えた。
華報道官は、中米は世界最大の発展途上国と最大の先進国として、世界の平和、安定、安全の維持及び世界発展の促進に対し、いずれも重要な責任を担っている。米中関係が引き続き健全且つ安定した発展を維持することは、両国の根本的・長期的な利益に一致し、また世界の利益にも一致すると強調した。
華報道官は次のように述べた。王毅外交部長が現在、米国を訪問している。王毅部長と米国のケリー国務長官は会談の中でいずれも、中米関係を非常に重視し、上層部及び各レベルの対話や往来を維持・強化し、アジア太平洋地域における良性インタラクティブの展開を含めた各分野の実務的協力を強化していくと表明している。
「我々は米国側と共に努力し、中米関係をしっかりと維持し、着実に発展させていけるよう望んでいます。」と華報道官は述べた。
(新華社より)
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