新華網ワシントン2月25日 2月23日、王毅外交部長はワシントンで米国のケリー国務長官と共同記者会見を行った際に、朝鮮半島情勢について中国の立場を説明した。
王毅外交部長は、次のように述べた。私は先ほど、ケリー国務長官と半島核問題の最新の進展状況について、再び深層から意見を交換した。我々は国際的な核不拡散システムの擁護を最優先し、朝鮮の核、ミサイル開発計画を受け入れることができず、朝鮮の核保有国としての地位を認めることができないと考える。国連安全保障理事会の朝鮮に対する新決議をめぐる協議が重要な進展を遂げ、短期間で合意に達すると期待される。中国はこの決議が一旦、執行されれば、朝鮮の核、ミサイル計画のさらなる推進を効果的に阻止できると確信している。一方で、中国は安全保障理事会の決議自体は、半島核問題を根本的に解決できず、各国は最終的に対話と協議の軌道に戻る必要があると再度、強調した。
王毅外交部長はまた、次のように説明した。6カ国協議の議長国である中国は、客観的で公正な姿勢に基づき、一貫して協議再開のルートと方法を探るために努力している。半島情勢の最新の発展状況に基づき、中国は半島無核化及び半島停戦体制の切り換えを実現し、平行して推進する構想を提示した。我々は各国の意見が一致しないことを承知しており、中国はこれに対し開放的な姿勢を示している。より適切な提案があれば、その提案を大勢で討論することを歓迎する。中国は平行して推進する構想は事情と道理に合い、着実に実行可能と認識している。半島無核化の大まかな方向を堅持し、各国の主要な関心事をバランス良く配慮することが求められる。中国は各国とともに、この構想の具体的な経路とステップを適時に検討し、推進することを希望している。
王毅外交部長は次のように強調した。今後2カ月の半島情勢に高度に注目すべきで、各種の不確定要素が半島に集中し、積み重なる可能性が高い。中国は各国と疎通を維持し、対話を強化し、代わる代わる緊張情勢がエスカレートするのを回避するために共同で努力し、特に誤読と誤判断を避け、情勢の悪化と制御不能な状態を防止しなければならない。これについて、中国側は各国に半島情勢の緊張をさらに高める行動を取らないように再度、呼びかけている。
(新華社より)
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