新華網上海2月15日 (新華社記者/桑彤、龔雯)春節前に、上海と深セン両市の証券取引所のA株の上場企業2,813社のうち、2,065社が業績予想を発表した。このうち、業績予想が黒字だった企業は1,295社で、63%を占めた。業績予想が赤字だった企業は755社で、36%を占めた。その他の15社の業績予想内容は不確定だった。
創業ボードと中小企業ボードの現在の業績予想はほぼ開示された。金融分野を除き、1,265社の「中小創(中小ボードと創業ボード)」企業のうち、297社が収益増、100社が収益減、連続的な収益増は150社、連続的な収益減は12社に上るとの予測が示された。初めて赤字を計上した企業は83社、赤字から黒字に転じた企業は50社で、小幅な収益増は376社、小幅な収益減は192社で、その他の5社は年度業績の伸び幅の確定が難しくなっている。
国泰君安策略の戴康アナリストは次のように指摘する。メインボード上場企業の情報開示の割合は比較的低いが、メインボードのうち在来型産業チェーンの企業が占める割合が高いため、工業企業利潤総額の年間伸び率を用いて比較した結果、動向が一致していることが判明した。中国経済から受ける影響がより深く浸透し、メインボードの業績はより一層、低下する傾向にある。 各分野を見ると、レジャーサービス、農林牧畜・漁業、非銀行金融機関、軽工業及びメディアの5つの分野の業績の伸び率が上位に入り、純利益の伸び率は平均で50%を超えた。通信、コンピュータ及び医薬バイオ分野でも伸び率は20%を超えた。一方で、鉄鋼、国防軍需産業、非鉄金属、採掘及び商業貿易の5つの分野の業績は下降幅が最も大きく、純利益の下降幅は70%を超えた。
(新華社より)
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