中央銀行の周小川総裁は、人民元為替レートなどに関して中国メディアのインタビューを受け、人民元が継続的に下落する根拠がないことを強調しました。
周総裁は、「現在中国の国際収支情況は良好であり、国際競争力も強い。クロスボーダーの資本流動も正常の範囲内にあり、人民元為替レートの安定を維持する基盤は堅牢で、値上がしていることなどから、人民元が継続的に下落する根拠はない」と述べました。
また、周総裁は中国のGDPを語る時に、2つの要素に注目すべきだとし、「先ず、中国の2009年、2010年の世界経済成長への貢献率は50%を超えていた。しかし、これは常態化する数値ではない。50%は基準ではなく、持続も不可能だ。現在中国の世界経済成長への貢献率は25%ほどで、比較的常態に近いと言える。もう1つの要素は中国は過去GDPを強調しすぎた。世界的に見ると、GDP成長と為替レートには直接関係がない」と話しました。
(中国国際放送局)
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