北京2022年冬季パラリンピック準備作業シンポジウムが25日に北京で開かれました。これは北京冬季パラリンピック準備作業の正式なキックオフを意味します。
会議には、国際パラリンピック委員会(IPC)のゴンザレス最高執行責任者(CEO)が率いる8人からなる代表団、及び北京冬季五輪組織委員会執行副主席を務める張建東北京市副市長、北京冬季五輪組織委員会副主席を務める魯勇中国身障者連合会執行理事長が出席しました。
冬季パラリンピックの初開催は1976年ですが、2022年の北京冬季パラリンピックはアルペンスキー、スノーボード、バイアスロン、クロスカントリースキー、アイススレッジホッケー、車いすカーリングなど7競技を設ける予定です。
ゴンザレス氏は「北京は2008年夏季パラリンピックを成功裏に行っただけではく、バリアフリー施設の整備と使用を含め、身障者の社会進出に力を入れてきた。北京冬季パラリンピックは身障者スポーツ事業を促す上での重要な触媒になるよう期待する」と話しました。
張建東副主席は、北京は早くも夏季オリンピックとパラリンピックの開催時から、「オリンピックもパラリンピックも同様にすばらしい大会にする」ことを約束したことに触れ、「中国政府は今回の冬季パラリンピックの準備作業をきわめて重要視しており、冬季オリンピックと同等のプロ意識をもって『素晴らしく、非凡で、卓越した冬季五輪』を目指す考えだ」と強調しました。
中国国家体育総局、中国身障者連合会、北京市、河北省の関連部門、関連企業および北京冬季オリンピック組織委員会の代表ら280人が会議に出席しました。
なお、26日に北京冬季オリンピック組織委員会はIPC代表団とプロジェクト審査会議を開く予定です。
(中国国際放送局)
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