韓国の朴槿恵大統領の名誉毀損の容疑で、韓国の検察当局より起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の手記が、29日に発表された。加藤氏には反省の様子がなく、著書の中で「韓国は大統領個人の意向と感情に左右される中世の国のようだ」と記している。23日付の朝鮮日報が伝えた。
加藤達也前ソウル支局長(当時)は2014年8月3日、記事「【追跡~ソウル発】朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?」を掲載した。記事は伝聞を利用し、朴大統領が「愛人」の鄭潤会氏と密会したことをほのめかした。韓国の検察当局は同年10月、名誉毀損の容疑で加藤氏を起訴した。鄭氏は2015年1月に証人として出廷し、自らの通話記録を提出し身の潔白を証明した。加藤氏の記事の内容は、ガセネタだったことが証明された。昨年12月17日、韓国の裁判所は加藤氏を無罪とする一審判決を下した。
(チャイナネット)
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