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F-35を調達する日本、第5世代機の開発を続ける理由は?
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-01-22 14:35:44 | チャイナネット | 編集: 吴寒冰

 メディアの報道によると、日本が独自に開発する第5世代戦闘機「心神」の初飛行が再び延期され、2016年第1四半期に実施される見通しとなった。

 米国は日本にF-35戦闘機を42機売却することに同意しているが、日本は自国の第5世代機の開発を続けている。これには、戦闘機の発展が米軍に厳しく制限されるという局面から脱却し、日本の航空産業を再興するという狙いがあるほか、戦備を整える現実的な需要がある。

 防衛省技術研究本部が中心になり開発し、三菱重工が設計と製造を担当する第5世代戦闘機「心神」は、先進技術実証機(ATD-X)とも呼ばれる。機動性を確保するため、心神は2つの垂直尾翼と全動型水平尾翼、2次元インテークダクト、2基の推力偏向エンジンを搭載している。

 心神はステルス性能面で独創性を持たず、F-22、F-35の多くの設計理念を参考にしている。心神は翼と機体を融合させ、前方はひし形を呈し、2つの垂直尾翼を外側に傾けている。またS字型インテークダクトを採用し、胴体部分にウェポンベイを持つ。さらに炭素繊維複合材料を採用し、ステルスコーティングを行っている。ただしコックピットは機体と一体化しておらず、弓型のフレームが目立つ。高くふくらんだコクピットにより視界は良好だが、ステルス設計面の不備を露呈している。

 2基のエンジンはIHIの実証エンジンXF5-1で、1基の重量は650キロ、推力は49.5kN、推力重量比は7.8で、推力偏向パドルを採用。

 注目すべきは電子設備だ。機体表面には三菱重工が開発中の「スマートスキン」が採用される。この先進技術により、心神の一部システムのセンサー(通信システムのアンテナなど)は、小型化後に埋め込むか、機体表面に取り付けることができる。またこのスマートスキンにより電磁信号を測定し、風速・温度・圧力の変化を調べることができる。

 日本は心神の開発後、この経験を踏まえた上でF-3戦闘機の開発を続ける。日本は今世紀初頭、次世代主力戦闘機「F-X」を選ぶ際に、米国のF-22戦闘機の購入を目指していた。しかし米国議会は1998年にF-22の輸出を禁じており、日本はF-35の選択を余儀なくされた。

 日本は長年に渡り米国と戦闘機を共同開発しているが、小学生のままでいるつもりはないようだ。日本政府は近年、戦後レジーム脱却を目指し、安保関連法案を可決し、集団的自衛権の行使を容認し、武器輸出三原則を放棄し、平和憲法の規制を取り払い、軍国主義復活の勢いを見せている。しかし日本政府の「富国強兵」という理想的な状態になるためには、重要な武器装備の自主開発能力が必要だ。日本の戦闘機など主要装備の発展の主導権は、常に米国に握られてきた。心神と未来のF-3戦闘機は、日本が航空装備の完全な自主化を推進する重要な試みになる。

 

(チャイナネット)

 

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新華網日本語

F-35を調達する日本、第5世代機の開発を続ける理由は?

新華網日本語 2016-01-22 14:35:44

 メディアの報道によると、日本が独自に開発する第5世代戦闘機「心神」の初飛行が再び延期され、2016年第1四半期に実施される見通しとなった。

 米国は日本にF-35戦闘機を42機売却することに同意しているが、日本は自国の第5世代機の開発を続けている。これには、戦闘機の発展が米軍に厳しく制限されるという局面から脱却し、日本の航空産業を再興するという狙いがあるほか、戦備を整える現実的な需要がある。

 防衛省技術研究本部が中心になり開発し、三菱重工が設計と製造を担当する第5世代戦闘機「心神」は、先進技術実証機(ATD-X)とも呼ばれる。機動性を確保するため、心神は2つの垂直尾翼と全動型水平尾翼、2次元インテークダクト、2基の推力偏向エンジンを搭載している。

 心神はステルス性能面で独創性を持たず、F-22、F-35の多くの設計理念を参考にしている。心神は翼と機体を融合させ、前方はひし形を呈し、2つの垂直尾翼を外側に傾けている。またS字型インテークダクトを採用し、胴体部分にウェポンベイを持つ。さらに炭素繊維複合材料を採用し、ステルスコーティングを行っている。ただしコックピットは機体と一体化しておらず、弓型のフレームが目立つ。高くふくらんだコクピットにより視界は良好だが、ステルス設計面の不備を露呈している。

 2基のエンジンはIHIの実証エンジンXF5-1で、1基の重量は650キロ、推力は49.5kN、推力重量比は7.8で、推力偏向パドルを採用。

 注目すべきは電子設備だ。機体表面には三菱重工が開発中の「スマートスキン」が採用される。この先進技術により、心神の一部システムのセンサー(通信システムのアンテナなど)は、小型化後に埋め込むか、機体表面に取り付けることができる。またこのスマートスキンにより電磁信号を測定し、風速・温度・圧力の変化を調べることができる。

 日本は心神の開発後、この経験を踏まえた上でF-3戦闘機の開発を続ける。日本は今世紀初頭、次世代主力戦闘機「F-X」を選ぶ際に、米国のF-22戦闘機の購入を目指していた。しかし米国議会は1998年にF-22の輸出を禁じており、日本はF-35の選択を余儀なくされた。

 日本は長年に渡り米国と戦闘機を共同開発しているが、小学生のままでいるつもりはないようだ。日本政府は近年、戦後レジーム脱却を目指し、安保関連法案を可決し、集団的自衛権の行使を容認し、武器輸出三原則を放棄し、平和憲法の規制を取り払い、軍国主義復活の勢いを見せている。しかし日本政府の「富国強兵」という理想的な状態になるためには、重要な武器装備の自主開発能力が必要だ。日本の戦闘機など主要装備の発展の主導権は、常に米国に握られてきた。心神と未来のF-3戦闘機は、日本が航空装備の完全な自主化を推進する重要な試みになる。

 

(チャイナネット)

 

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