故宮博物院は今年、4つの区域を新たに一般開放し、18の展覧スペースを設けることで、より豊富な故宮を参観客に提供している。また同院にとって今年は90歳の誕生年である。同院院長の単霽翔氏は12月30日、西エリアにある虹橋などの区域を来年に開放する計画を発表した。ただし三大殿(太和殿、中和殿、保和殿)は例外としている。虹橋区域の開放によって、デジタル博物館、参観客サービスセンター、十八槐などが一体化する。そのため良好な文化環境が構築できると同氏は付け加えた。今年10月、故宮は西エリアを一般開放すると同時に、寿康宮を当時のまま復元した。参観客は直接宮殿内に踏み入れ、当時の崇慶皇太后のきらびやかな生活風景を観ることができる。
故宮において、復元された宮殿へ入室が可能な場所は少ない。開放されていない宮殿の門前で、囲いの外から、あるいは窓外から、どうにか眺めるしかなかった。覗こうと思ってもよく分からない状況にあったことから、多くの参観客は入室可能な参観方式を望んでいたはずだ。
ネットユーザーが30日、単霽翔氏に質問している。「三大殿が入室参観できる可能性はありますか?」。