英国のグローバル情報誌『MONOCLE』は今年も「住み良い都市ランキング」を発表し、世界の大都市の格付けを行った。東京は「驚異的な規模、平和で穏やかな雰囲気」を理由にトップに輝いた。
昨年首位のコペンハーゲンは10位に急落した。これは高い物価と税金という「二重の打撃」によるものだ。
その他の大きく浮上した都市には、昨年6位だったウィーン(2位)のほか、昨年トップ10入りを果たせなかったベルリン、シドニー、バンクーバーなどが含まれる。
同ランキングは、ビジネス環境、犯罪率、教育、医療 健康など、考えつく限りの基本的な指標を網羅している。他にも同誌のいわゆる「形なき指標」(文化的生活、バーの閉店時間、豪華なランチの価格など)が含まれる。
2015年のランキングには22の指標が追加された。これには各種生活費(ワンルーム、3LDKの家賃、コーヒー1杯の値段、ワイン1杯の値段など)、屋外活動の参加のしやすさなどが含まれる。
同誌の編集長はさらに、「自由、確固不動、独立、生活の楽しさ」といった指標を盛り込むべきだとしている。
編集長は、「一部の行政当局は何かあるとすぐにノーと言う。一部の地域では、保護者は子供を自由に遊ばせられない。一部の首都は夜間の活動を禁止しているようだ。これらの現状には失望させられた」と述べた。
今年ランクインしたトップ25都市には、日本の福岡と京都、スペインのマドリードとバルセロナ、シンガポール、パリ、オークランド、リスボン、香港、アムステルダム、ハンブルグ、ジュネーブ、オスロが含まれる。
オレゴン州のポートランドは25位で、米国から唯一25位内にランクインした。編集部は入選の理由を、「独得な魅力、屋外活動の参加のしやすさ、米西海岸の都市と比べ割安な物価」としている。
(チャイナネット)
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