2015年11月27日、中国新聞社によると、今年11月26日は「感謝祭」であり、中国伝統の「下元節」(旧暦の10月15日)でもある。筆者が取材で分かったことは、2つの知名度を比較すると、前者の方がはるかに高いということだ。天橋民俗文化協会の趙興力(ジャオ・シンリー)常務副会長はその原因を分析した。「感謝祭など西洋の祭りが流行したのは主に国内の若者から絶大な支持を受けていることと、中国の伝統的な祝日の伝承がかつて断絶した時代があることが重要な原因である」と考えている。
専門家は「外国の祭りを祝う」現象に対し、過度に憂慮する必要はないとしている。このような「西洋の祭り」を支持するという現象はかつて一部の人から「外国に媚びているのではないか」という疑義を招いた。趙副会長は「現在、国内の若者が感謝祭などの祭日を過ごすときにはまだ模倣段階にあり、比較的娯楽性が強い。西洋文化に少し触れた人は見てきた祭日のスタイルを持ち帰って広め、それを新鮮に感じた若者が仲間に加わっている。これによって今の『西洋の祭り好き』現象を引き起こしている」としている。
趙副会長はまた、「要するに、一般的な状況において『西洋の祭日』はファッショナブルで開放的、自由を追求し、自己表現の場になっている」とし、「中国の祭日の多くは伝統的で保守的で、道徳や規範を強調しており、若者は少し窮屈に感じているのかもしれない」と東西文化の内面から、この現象の分析を行なった。
(人民網日本語版)
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