中国の習近平国家主席は11月18日、フィリピン・マニラで開かれるアジア太平洋経済協力(APEC)・CEOサミットに出席し、基調演説を発表した。 新華社記者 李学仁 撮
【新華社マニラ11月18日】アジア太平洋経済協力(APEC)第23回非公式首脳会議がマニラで開催されるにあたり、一部の海外のオブザーバーは新華社記者のインタビューに応じた際、中国がアジア太平洋の一体化を促進するプロセスの中で重要な役割を演じており、会議がアジア太平洋地域の加盟国が一致団結するのに役立ち、包容・発展といった議題にアジア太平洋におけるフォルテを放出できるよう期待しているとの見方を示した。
JPモルガンのオーストラリア・ニュージーランドエリアの非常勤会長(JPMorgan - Non-Executive Chairman For Australia And New Zealand)であるロッド・エディントン(Rod Eddington)氏は「私は中国の経済発展の見通しに対し非常に楽観的に捉えており、内需に対してより配慮する中国の政策は、人民の生活レベルを絶えず向上させる見通しで、彼らはオーストラリアなどの国の製品に一層のニーズを持つようになり、またアジア太平洋地域の観光業の発展を率先して推し進めるでしょう。」との見方を示している。
カナダ・エアロ・モントリオール(Aero Montreal)のスーザン・ブノワ(Suzanne Benoit )社長は次のように述べている。「中国はカナダの重要な貿易パートナーで、我々は中国との関係を非常に重視しています」、先月、北京-モントリオール直行便が就航し、これがカナダ・中国の両国の繋がりを強めた。今後両国は、より多くの繋がりを築いていくだろう。
APEC工商コンサルティング理事会の Doris Ho議長は、貧富の分化や持続可能な発展などの挑戦に直面し、今後アジア太平洋地域はサービス業を重点的に発展させ、企業によるグローバル市場の競争への参与を促進し、イノベーションを通して相互接続を強化させ、持続的・効果的に資源を利用せねばならないと指摘する。
フィリピンの国際問題の専門家、チート・ローマーナ(音訳)氏は、アジア太平洋地域は世界経済の中で一挙手一投足が全体に影響を及ぼす地位を占めており、APECはアジア太平洋経済の発展の推進に重要な役割を擁しているとみなしている。ローマーナ氏は「地域経済一体化のプロセスは1つの長期的な任務で、私たちは一挙に成し遂げられることは期待できません。APEC会議では毎回一部の問題を解決できていますから、今回も例外ではないと信じています。これは土台を作り、ビルを建てるようなもので、会議では毎回ビルの建設に微力ではあるができる限りの貢献がなされています。私たちが今目にするアジア太平洋地域の経済協力は、すでにかなりの規模を持っています。」と語った。
(新華網日本語)
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