中国の陳暁東駐シンガポール大使(真ん中)は11月3日、中国の駐シンガポール大使館で行われたメディアブリーフィングで発言している。 鄧志煒 撮
【新華社シンガポール11月4日】中国の習近平国家主席は11月6日から7日にかけてシンガポールを公式訪問する。中国の陳暁東駐シンガポール大使は先日、中国とシンガポールの関係は過去を受け継ぎ未来へ繋げ、前人の事業を受け継ぎ、将来の発展に道を開く歴史的瞬間にあり、習主席によるまもなくのシンガポール公式訪問はその意義が重大で、計り知れない影響力をもっており、きっと中国とシンガポールの関係発展に新しい方向を明示し、新しい原動力を注ぎ込み、新たな1ページを切り開くだろうとの見方を示した。
陳大使は中国の駐シンガポール大使館で行われたメディアブリーフィングで、今回の訪問は中国の国家元首による6年ぶりのシンガポール訪問であるだけでなく、シンガポールが新内閣発足後に受け入れる最初の公式訪問でもあると述べた。
陳大使は次のように語った。シンガポールのトニー・タン・ケン・ヤム(陳 慶炎)大統領が7月初めに中国を成功裏に公式訪問した後に継ぎ、両国はこのような短い間に元首の相互訪問を実現させた。これは中国とシンガポールの関係史上初めてのことで、中国とシンガポールの関係に力強い描写のひと筆を残し、両国の友好往来の美談を作り上げた。
訪問期間中、習近平主席はトニー・タン・ケン・ヤム大統領やリーシェンロン(李顯龍)首相と会談し、シンガポール側の指導者と両国関係や各分野の実務的協力について踏み込んだ意見交換を行い、今後の中国とシンガポールの関係発展に対してしっかりと計画を立て、方向を明示する見通しだ。双方は金融、教育、科学技術、都市整備といった一連の実務的な協力文書も締結する。
陳大使は、両国は蘇州工業園区や天津生態城(天津エコシティー)の後に継ぐ3番目の政府間の協力プロジェクト、即ちシンガポールと中国西部との協力プロジェクトの正式スタートを発表する見通しだ。両国の指導者は自由貿易協定をアップグレードさせる積極的なシグナルも共に発してゆくと紹介している。
(新華網日本語)
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