現地時間の11月1日午後、中国国務院の李克強総理が韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領及び日本の安倍晋三首相とソウルで第5回中日韓ビジネスサミットに共同で出席し、祝辞を述べた。
【新華社北京11月4日】中国、日本、韓国は東アジアの三大経済体で、世界経済の版図と国際の経済貿易協力の中で重要な位置を占めており、昨年三国はアジア経済の増分の70%と世界経済の増分の36%に寄与した。
現在世界経済の回復力が不足し、新興経済体が下押しへ向かう圧力に直面し、アジア経済の見通しが世界の関心を集める焦点となっている背景のもと、中日韓が経済貿易の実務的協力を強化したことは、各界の注目と賞賛を受けた。
三国の投資協定は2014年5月に発効し、投資環境を改善し、当地域の投資を促進した。三国の指導者はこれに対し賞賛の意を表し、三国の自由貿易区交渉の加速に一層努めると重ねて述べ、全面的でハイレベル、互恵的な自由貿易協定を最終的に締結させた。
中日韓の発展レベルはまちまちで、相互補完的な経済構造をもち、協力の潜在力は莫大だ。李克強総理は次のような見方を示している。中国は工業システムの完備、装備品製造業の統合や施工・建設の能力が強く、価格性能比が良いという優位性と韓日のハイエンド技術とを結びつけ、周辺諸国の発展の需要と互いにドッキングし、インフラ建設、工程機械、建築材料、電力などの分野で国際の生産能力協力を重点的に展開して、三方の協力の新ブランドを打ち出し、それぞれの発展や地域経済成長及び世界経済の回復のために新たな原動力を加えることができるよう望んでいる。
関連記事: