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李克強総理、要請に応じ日本・安倍晋三首相と会見
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-11-02 14:19:36 | 新華網日本語 | 編集: 谢艳

 現地時間11月1日夜、中国国務院の李克強総理は宿泊しているソウルのホテルで、要請に応じて第6回中日韓首脳会議に出席した日本の安倍晋三首相と会見した。

 【新華社ソウル11月02日】国務院の李克強総理は要請に応じ現地時間の11月1日夜、ソウルの宿泊先のホテルで第6回中日韓首脳会議に出席した日本の安倍晋三首相と会見した。

 李克強総理は次のように表明した。中日はアジア及び世界で重要且つ影響力を持つ国だ。これまでの数年間、中日関係は回り道をしてきたが、その原因については日本側が明らかなはずだ。この深い教訓は真剣に総括するに値する。昨年の末以来、双方の共同の努力のもとで、両国関係は次第に膠着状態から抜け出し、安定的な勢いを維持している。しかし同時に、両国関係の敏感性、複雑性が依然として比較的際立っており、正常な発展軌道へ戻るのは依然として任重くして道遠しだといえる。双方は以下の取り組みを重点的且つ着実に行わねばならない:

 1点目は両国関係の大きな方向をしっかりと把握すること。中国側は中日の4つの政治文書の原則と精神に基づき、双方が昨年達成した4つの原則的共通認識を全面的に実行し、歴史を鑑として未来に向かう精神に則り、中日の戦略的互恵関係の推進を継続するよう主張する。日本側が積極的な対中政策を励行し、中国側と向き合って進み、両国関係の継続的で安定的な改善を推進するよう望んでいる。

 2点目は敏感な問題を適切に処理・管理すること。歴史問題は中日関係の政治的基礎及び13億人の中国人民の感情に関わっている。日本側がその非常に高い敏感性を十分に認識し、これまでの厳粛な承諾を切実に守り、歴史への正視と反省を本当にやり遂げ、責任ある態度で関連問題をしっかり処理することを願っている。

 3点目は相互信頼を養うこと。双方は中日の4つ目の政治文書における両国が「互いに協力パートナーであり、互いに脅威とならない」、「相手の平和的発展を支持し合う」ことを実行させるべきだ。中国はゆるぎなく平和発展の道を進み、日本が平和発展の方向に向かって歩み続け、軍事や安全分野でアジアの隣国の関心を尊重し、地域の平和と安定に有利なことを多く行うよう望んでいる。

 4点目は実務的な交流と協力を深めること。中日はそれぞれ世界2位と3位の経済体であり、現在世界経済の回復力が不足する背景のもと、マクロ経済政策の意思疎通を強化し、挑戦に共に対応する必要がある。

   安倍首相は次のように表明した。私はゆるぎなく日中の4つの政治文書の原則に基づき、日中の戦略的互恵関係の構築という基本的な構想に沿って、日中関係を一層改善し発展させてゆきたい。日本は第二次世界大戦への深い反省に立脚し、平和発展の道を歩み続け、「専守防衛」政策を堅持する。中国の経済発展は世界中に注目されており、日本経済の発展にとって非常に重要だ。また、日中は世界の主要経済体として、両国の経済関係の強化が極めて重要だといえる。日本側は両国の金融、省エネ・環境保護といった分野での協力を一層強化してゆきたい。日本と中韓両国は隣国であり、三国は協力を強化し、三国の共同発展と経済一体化を推進してゆくべきだ。日本側は中国側と全面的且つハイレベルな日中韓自由貿易協定の早期締結について、積極的な交渉を展開してゆくよう望んでいる。

 

(新華網日本語)  

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李克強総理、要請に応じ日本・安倍晋三首相と会見

新華網日本語 2015-11-02 14:19:36

 現地時間11月1日夜、中国国務院の李克強総理は宿泊しているソウルのホテルで、要請に応じて第6回中日韓首脳会議に出席した日本の安倍晋三首相と会見した。

 【新華社ソウル11月02日】国務院の李克強総理は要請に応じ現地時間の11月1日夜、ソウルの宿泊先のホテルで第6回中日韓首脳会議に出席した日本の安倍晋三首相と会見した。

 李克強総理は次のように表明した。中日はアジア及び世界で重要且つ影響力を持つ国だ。これまでの数年間、中日関係は回り道をしてきたが、その原因については日本側が明らかなはずだ。この深い教訓は真剣に総括するに値する。昨年の末以来、双方の共同の努力のもとで、両国関係は次第に膠着状態から抜け出し、安定的な勢いを維持している。しかし同時に、両国関係の敏感性、複雑性が依然として比較的際立っており、正常な発展軌道へ戻るのは依然として任重くして道遠しだといえる。双方は以下の取り組みを重点的且つ着実に行わねばならない:

 1点目は両国関係の大きな方向をしっかりと把握すること。中国側は中日の4つの政治文書の原則と精神に基づき、双方が昨年達成した4つの原則的共通認識を全面的に実行し、歴史を鑑として未来に向かう精神に則り、中日の戦略的互恵関係の推進を継続するよう主張する。日本側が積極的な対中政策を励行し、中国側と向き合って進み、両国関係の継続的で安定的な改善を推進するよう望んでいる。

 2点目は敏感な問題を適切に処理・管理すること。歴史問題は中日関係の政治的基礎及び13億人の中国人民の感情に関わっている。日本側がその非常に高い敏感性を十分に認識し、これまでの厳粛な承諾を切実に守り、歴史への正視と反省を本当にやり遂げ、責任ある態度で関連問題をしっかり処理することを願っている。

 3点目は相互信頼を養うこと。双方は中日の4つ目の政治文書における両国が「互いに協力パートナーであり、互いに脅威とならない」、「相手の平和的発展を支持し合う」ことを実行させるべきだ。中国はゆるぎなく平和発展の道を進み、日本が平和発展の方向に向かって歩み続け、軍事や安全分野でアジアの隣国の関心を尊重し、地域の平和と安定に有利なことを多く行うよう望んでいる。

 4点目は実務的な交流と協力を深めること。中日はそれぞれ世界2位と3位の経済体であり、現在世界経済の回復力が不足する背景のもと、マクロ経済政策の意思疎通を強化し、挑戦に共に対応する必要がある。

   安倍首相は次のように表明した。私はゆるぎなく日中の4つの政治文書の原則に基づき、日中の戦略的互恵関係の構築という基本的な構想に沿って、日中関係を一層改善し発展させてゆきたい。日本は第二次世界大戦への深い反省に立脚し、平和発展の道を歩み続け、「専守防衛」政策を堅持する。中国の経済発展は世界中に注目されており、日本経済の発展にとって非常に重要だ。また、日中は世界の主要経済体として、両国の経済関係の強化が極めて重要だといえる。日本側は両国の金融、省エネ・環境保護といった分野での協力を一層強化してゆきたい。日本と中韓両国は隣国であり、三国は協力を強化し、三国の共同発展と経済一体化を推進してゆくべきだ。日本側は中国側と全面的且つハイレベルな日中韓自由貿易協定の早期締結について、積極的な交渉を展開してゆくよう望んでいる。

 

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