米アップルのクックCEOは米メディアの取材に対して先ごろ、「自動車業界で大きな変化が起こりそうだ、非常に大きなものだ。業界はまさに激変しようとする転換点にあり、単なる進化的なものではない」と述べた。アップルの自動車開発については噂が絶えないが、同社は公式コメントを出していない。
しかしクックCEOは、「今後はソフトウェアが未来の車の重要な部分になり、自動運転がより重要なものとなる。」と予想。「我々が本当に必要としており、早期実現が望ましいのは、利用者が車に乗ってiPhoneを使える環境」だとし、「自動車メーカーの技術が遅れているおかげで、アップルなどに大きなビジネスチャンスがもたらされた」と述べた。
上記の発言で、アップルの自動車開発は決定的となった。自動車開発プロジェクトとされる「タイタン計画」、テスラモーターズやバッテリーメーカーのA123システムズなどからの人材引き抜き、走行テスト施設探しなどの噂は本当のようだ。アップルはテスラのように電気自動車開発に乗り出す確率が一段と高まり、販売価格は5万米ドル前後になる可能性とみられている。
アップルファンは、アップルはただの携帯メーカーではなく「ブランド輸出商」だと勢いづいている。アップルは全盛期を迎えているが、一方では、ブランド拡大による求心力低下、大型化による利用者認知度への影響など、リスクへの警戒も必要となる。
(チャイナネット)
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