方向転換の道は険しく 業績不振の重圧から脱却するために、日系家電ブランドは方向転換を図る必要がある。 昨年、パナソニックは自動車メーカーのテスラと提携し、アメリカで大規模リチウム電池工場を建設した。来年には稼働を始める予定だ。 現在、パナソニックの自動車関連部門と住宅関連部門の販売額と営業利益は、すでに家電部門のそれを大幅に上回る。
東芝の関連担当者が以前した話によると、同社は今後、建築や原子力、インフラ建設など大型工業ユーザー向けのB2B業務に注力していくという。
東芝や日立といった企業の営業売上の多くがビジネス分野であり、技術的ハードルが比較的高い一方で、エンドユーザーの反応が比較的緩やかであるため、これらの分野での競争は家電市場ほどには厳しくないと、梁振鵬氏は指摘する。
「たとえそうであっても、日立など企業の一部は方向転換後も赤字が続いている。これら日系メーカーが最もやるべきは、長すぎる決裁の過程を変え、経営効率を上げ、スマート化やネット化、IT化のモデルチェンジを加速させることだ」と同氏は述べる。
(チャイナネット)
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