ロシアはこのほど、シリア国内の過激派組織「IS」(イスラム国)に対して空爆を行い、シリア情勢が再び国際社会の関心を集めました。これを受け、中国外務省の華春瑩報道官は8日の定例記者会見で、「中国は国際社会の反テロの努力を支援し、関連各国にコミュニケーションを強め、力をあわせてほしいと期待する」と話しました。
華報道官は「中国は一貫して、政治的解決こそシリア危機を解決する上での根本的な道だとみている。シリア問題に関する第3回ジュネーブ会議の開催を前向きに検討すべきだ」との考えを明らかにしました。
その上、「テロ取締りは当面の急務で、政治的解決こそ根本的な解決策になる。平等かつ包容的で、オープンな政治対話をいち早くスタートし、対話を通して各国の関心事を考慮に入れる解決案をいち早くまとめる必要がある。中国側としては、関連各国と共に努力し、シリア問題のいち早い解決に向けて推し進めていく」と話しました。
(中国国際放送局)
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