【新華社北京10月9日】商務部の高虎城部長は先日『環太平洋パートナーシップ協定』(TPP)の注目問題について新華社などの中央メディアの取材に応じた。高部長は、中国側は世界貿易機関(WTO)のルールに符合し、アジア太平洋地域の経済一体化に役立つ制度の建設に対し、いずれも開放的な態度を持っていると述べた。
10月5日、米国などの12カ国の経済貿易相が共同声明を発表し、TPP交渉の終了を宣言した。これに対し高部長は次のように述べた。全地域の自由貿易に関する手配が合意に達した後には、非加盟国に対するある程度の貿易・投資の転移効果が生じる可能性がある。TPPの影響に対し、中国側は関連方面が正式に発表した協定案文に基づいて、全面的且つ系統的な評価を行う見通しだ。
高部長は、中国側はTPPが当地域の他の自由貿易に関する手配を相互に促進させ、アジア太平洋地域の貿易投資や経済の発展のために共に貢献を行うことを望んでいると述べている。
高部長はまた、中国側は米国と多国間貿易体制の枠組みのもとで、世界の貿易ルールの制定に関する協力を強化し、地域や世界経済の発展を積極的に推進し、人民の福祉を絶えず増進させてゆくと述べた。
(新華網日本語)
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