国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は6日、報道官を通して声明を発表し、パレスチナとイスラエル衝突の深刻化に驚きを示し、双方が緊急措置を取り、緊迫情勢のエスカレートを防ぐよう要請しました。
声明では、「ここ数日の衝突で、パレスチナでは少年1人を含むパレスチナ人4人が死亡し、100人を超える負傷者が出ており、武力衝突がコントロールできない状態に陥る兆しも見られた。イスラエル政府は直ちに調査を行い、武力使用の適切性について確認すべきだ」としました。
潘事務総長はまた、「パレスチナ人の住まいを取り壊し、イスラエルでの新定住地を建築することは、緊迫情勢の激化を招くのみである」と指摘、さらに、「パレスチナとイスラエル双方が武力行使のエスカレートを避けるための緊急対策を講じると共に、引き続き安全協力などの措置を通して武力行使を無くすよう要請する。国連は各方面と力を合わせ、パレスチナとイスラエルの平和交渉に有利な環境を築くよう努力していく」と述べました。
(中国国際放送局)
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