〇MVNOの二極分化
MVNO産業連盟の鄒学勇 事務局長は、「現在、MVNOユーザーはすでに1千万人を突破、約1100万人に上り、毎月200万人前後ずつ増えている。この増加量はかなり大きい。このペースで増えると、年末には1800万人から1900万人に達する見込みだ」と話した。
現在、中国のモバイルユーザー総数は12億9千万人前後に上る。このうちMVNOユーザーは約1100万人と、全体の0.85%を占める。一方、欧米諸国のMVNOはスタート段階にあり、全体に占めるMVNOユーザーの割合は0.5%ほどに留まっている。
だが、中国のMVNOは、二極化の現象が起こり始めている。専門家は、「一部の大手MVNOのユーザー数は100万人を上回っているが、他の多くの事業者のユーザー数は、数十万あるいは数万人しかいない」と指摘した。
鄒事務局長は、国内MVNOの将来について、「他社と差をつけるためには、さまざまな工夫を凝らし、個性化サービスによって、『ニッチな市場』におけるシェアを拡大する必要がある。MVNO各社は、通信サービスに力を注ぐほか、バンドルやクロスボーダー業務の融合などによる発展を目指さなければならない」との見方を示した。
(人民網日本語版)
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