米ハーバード大学物理学部は9月初め、公式サイトで「尹希先生が教授に昇進した」と発表した。この短い言葉には、多くの情報が含まれている。
1983年12月生まれの尹氏はまだ32歳。中国科学技術大学の少年クラスを卒業した。同クラスを卒業した庄小威氏も34歳の時にハーバード大学教授になった。
尹氏は子供のころからずば抜けた頭の持ち主だった。中国科学技術大学の公式サイトによると、尹氏は小学校二年生の時に、母親が大学時代の微分積分法の教科書に強い興味を示したという。そして9歳半の時に飛び級で、北京第八中学知力超常実験クラスに入り、12歳だった1996年には、中国科学技術大学の少年クラスに入学した。その後、2001年、ハーバード大学物理学の博士課程で学ぶようになり、06年に博士号を取得した。同年、ハーバード大学は、博士号取得後は同校で引き続きポストドクターの研究ができないという慣例を破り、尹氏が引き続き研究できるよう異例の待遇をした。08年、24歳だった尹氏は、物理学助教になり、13年にスローンリサーチフェローシップを受賞した。
「超天才」の尹氏だが、勉強だけに熱中しているというわけではなく、興味を持つことには何でも全力で取り組んでいる。例えば、マラソンやロッククライミングなどが趣味で、04年には、米国のマラソン大会に出場したこともあるという。
(人民網日本語版)