今月10日に鬼怒川の堤防決壊で冠水した茨城県常総市は、人口に占めるブラジル人の割合が全国有数。現地で暮らすブラジル人デヴィッドさん(35)は、防災無線の内容が理解できず、もう少しで命を落とすところだった。
建設現場で働くデヴィッドさんは、「日常会話はなんとかなるけど、防災無線から聞こえる日本語は全く分からない。洪水が来る前に、現地の日本人はとっくに避難していたけど、僕は避難していなかったため、流されるところだった」とし、「避難する時、日本人には準備する時間がたくさんあるけど、僕と友人は防災無線の内容が分からず、助けを求めるにも、なんと言えばいいか分からなかった。本当に死ぬかと思った」と振り返る。そして、「同市は住んでいる外国人が多いのだから、日本語と外国語で警報を放送してほしい」と訴えた。
(人民網日本語版)
関連記事: