写真はネットより
北京小米科技(小米)は22日、携帯端末の新機種「4C」発表会において、仮想移動体通信事業者(MVNO)として「小米移動(Mi Mobile )」の提供を開始すると発表、新通信料金は、市場最低価格を更新した。小米を創設した雷軍 会長兼CEOは、「インターネット思考」で通信事業を運営し、複雑な料金計算やパック料金を排除し、シンプルで透明性の高い料金体系を設定し、月定額料金を設けないとの方針を明らかにした。広州日報が伝えた。
また、22日に開幕した通信展において、中国工業 情報化部(省)の苗圩部長は、「モバイルデータ通信 固定ブロードバンド単位帯域幅の平均価格を30%引き下げるという目標を年内に達成する」と再び強調した。
〇電信市場の通信価格、過去最低を更新
小米は昨年、MVNO事業者としての資格を獲得したものの、関連サービスの実施は発表されないままだった。だが、22日、同社はついに、新製品の発表に続き、MVNOサービスについて明らかにした。
従来の通信キャリアが設けているセット料金に比べ、小米が今回発表した「任我行」と「喫到飽」の2種類のSIMカードは、電信市場における通信最低料金を再び更新した。このうち「任我行」SIMカードは、月会費が永久無料で、ネット接続料金は均一価格。「喫到飽」SIMカードの方は、わずか59元(約1100円)月額料金で、1カ月上限3GBのデータ量が含まれる。これに対し、従来の通信キャリアの月データ通信料はいずれも、1GBあたり30元から50元(約560円から940円)だ。