【新華社北京8月11日】日本・村山富市元首相は近ごろ現職の安倍晋三首相が戦後70周年談話をまもなく発表することに話が及んだ際、「安倍談話」が歴代内閣の立場に基づいて「おわび」の表現を引き継ぐべきだと促した。
共同通信社の9日の報道によると、村山氏は7日にこの通信社の特別取材に応じた際、当時戦争責任が棚上げされたので、アジア諸国は日本を信頼していない。よって、自分が率いた内閣は「戦後50周年の節目に過去を清算し、信頼される国になる必要がある」とみなしたと述べていたと報じた。
村山氏は「日本の侵略は歴史的な事実です」。「あなたが間違ったことをしたら、当然おわびしなければなりません。もし『おわび』の表現がなければ、隣国に再び懸念が生じるでしょう。」と語っている。
村山氏はまた、日本は集団的自衛権解禁の道を歩むべきではなく、最も大切なのは外交ルートを通じて他国との信頼関係を築き、同時に対話の助けを借りて食い違いを解消する雰囲気を作り出すことで、「大多数の国民は明らかに中国や韓国と友好的に付き合うべきだとみなしているので、(安倍政権は)民意に耳を傾けない訳にはいきません」と強調した。
(新華網日本語)
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