米国版の配車アプリといえば、Uberだ。Uberは世界で最も有名な配車アプリと言える。配車アプリというよりは、個人の外出プランと言うべきだ。
Uberは車を保有しないが、各種資源の統合に長けている。Uberはタクシー会社、レンタカー会社、さらには個人と契約を結び、オーナーにUberを通じて注文を受けさせる。このフレキシブルで多元的な運営方法は、米国人の外出の需要に合致する。
米国のユーザーは高級版のUber Blackを使うことで、リンカーン、キャデラック、BMW、ベンツなどの高級セダンを予約することができる。白い手袋をはめた礼儀正しい運転手がサービスを提供し、出費も無駄ではなかったと感じさせる。ユーザーはUberXを使い、トヨタのプリウスやフォルクスワーゲンのジェッタなどのコンパクトカーを予約できる。
Uberは世界主流の配車アプリになりつつあるが、数多くの課題に直面している。Uberの自家用車を雇うというモデルは伝統的なタクシー市場を脅かしており、多くの国で反発を受け、使用を禁止されているほどだ。またUberの安全性も、一部のユーザーから懸念されている。
Uberは世界進出を続けているが、インドでは地場アプリのAutowaleを打ち負かしていない。