アメリカ・ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は4日の記者会見で、「7月10日に、レジオネラ症の感染が広がってから、現在までに86人の感染が確認され、うち7人が死亡した。感染源がビルの冷却塔の水であることから、定期的な冷却塔設備洗浄の立法化をよびかける」と発表しました。
デブラシオ市長は「7月30日からは、新規感染者数は減少している。現時点で、ニューヨーク市の水道水は安全である。関連部門は集団感染が起きた場所の設備の洗浄など、対策を完了した」と述べました。
ニューヨーク市保健精神衛生局の責任者は、「今回の集団感染は史上最大規模だ。しかし、危険性は低く、普通の抗生物質で治療できる。死亡した患者7人はすべて高齢者で、他の病気を発症していた」と発表しました。
レジオネラ症は、レジオネラ属菌による細菌感染の肺炎で、1976年、米国フィラデルフィアの在郷軍人集会で集団肺炎として発見されたところから、legionnaires' diseaseと命名されました。
(中国国際放送局)
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