世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は18日ソウルで、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、韓国国民に対し積極的に政府に協力するよう呼びかけました。
同日行われた記者会見で、チャン事務局長は韓国国民に対し、感染拡大を防ぐため、感染リスクの高い密接な接触者は政府の要求に従って隔離を受け入れることと、その他の接触者は韓国政府の勧告を受け、14日間自宅に待機して勝手に外出しないことを提案しました。
チャン事務局長はまた、「みなさんが政府の勧告と規定を聞き入れない場合、MERSの抑制まで更に時間を要してしまう。政府が関連活動をきちんと行い、国民が積極的に協力することこそがMERSを終息させる唯一の解決策だ」と述べました。
韓国ではMERSが発生して以降、隔離措置に抵抗した一部の密接な接触者によりMERS感染が更に広まるという結果が引き起こされています。
18日までに韓国では、165人がMERSに感染、23人が死亡しています。
(中国国際放送局)
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