中国科学院国家天文台でこのほど、中国国家航天局宇宙ゴミ観測 応用センターが設立された。これは中国において、宇宙ゴミの観測 予報 緊急対応 国際協力を担う部門が誕生したことを意味する。同センターの設立は、中国の宇宙ゴミ技術の発展、宇宙ゴミ管理 サービス能力の向上、中国の宇宙機の軌道上の運行の安全保障、中国の宇宙事業の国際交流 協力の促進、中国の宇宙開発権の確保などに対して重要な意義を持つ。中国科学報が伝えた。
同センターは主に、宇宙ゴミ 地球近傍天体観測システムの計画 論証、全体案の作成、能力の建設などに関する業務を担当するほか、宇宙ゴミ 地球近傍天体の追跡 観測、リスクの判断といった日常的な運行の保障、および緊急事態への対応を行う。また、宇宙ゴミに関するデータの共有と応用、宇宙ゴミ動的データベースの作成、宇宙ゴミに関するデータの国際交流 連携を担当、宇宙ゴミ戦略 計画、技術の発展、法整備などの実施を支援する研究を行う。
軌道上を運行中の中国の宇宙機は129基に達し、宇宙ゴミが100メートル内に接近する回数は毎年平均30数回に達する。また毎年多くの宇宙ゴミが大気層に戻っているが、この頻繁な墜落は地上の人々や財産の安全を脅かしている。
(人民網日本語版)
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