中国人民銀行は11日、2015年版の「人民元の国際化報告書」を発表し、資本勘定における人民元の交換性の実現を推進する改革策を公表しました。
改革策について中国人民銀行は次の6つの方面から改革をすすめるとしています。
▽適格国内個人投資家(QDII2)による海外への直接投資を試行する。
▽上海と香港の証券取引所の相互接続を完備させ、深圳と香港の証券取引所の相互接続を実現させ、住民ではない個人や法人による派生商品を除いた金融商品の発行を許可する。
▽外貨管理条例を改正し、許認可など大部分の事前審査を廃止し、効果的な事後監視と慎重なマクロ管理制度を確立する。
▽海外機関投資家による中国資本市場投資の簡素化を進める。
▽人民元の国際化を進め、必要なインフラ整備を実施し、不要な政策上の障壁を撤廃する。
▽リスクに対ししっかり備える。
(中国国際放送局)
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