タイのプラジン運輸相と日本の太田昭宏国土交通相は5月27日に東京で、両国の鉄道協力に関する覚書を締結した。両国は政府間協力を展開し、新幹線方式を導入しバンコク チェンマイを結ぶ高速鉄道を建設するといった内容を確認した。双方は主に3本の路線の協力、もしくは採算性の研究を行う。
1本目は「北線」と呼ばれるバンコク チェンマイ間の高速鉄道で、南北に延びる。
2本目は「南東線」と呼ばれるカンチャナブリ バンコク アランヤプラテート間の、軌間1メートル級の複線狭軌鉄道で、タイの東南部を網羅し、東西に延びる。
3本目は「東北線」と呼ばれ、主にタイの東北部を網羅し、東西に延びる。タイと日本は現段階では採算性の研究の段階に留まっている。
日本は、新幹線が建設されれば一つのモデルとなり、タイのその他の区間の受注獲得の機先を制することができると判断している。
既存の中国 タイ鉄道プロジェクトを見ると、いずれも複線の建設であり、高速鉄道とは関連していない。4本の路線が「人」の字を呈する。