7日、潿洲島のサンゴ礁修復実験エリア沖で、水中の苗床にサンゴを「植え付け」する黄雯さん。(北海=新華社記者/劉嶺逸)
【新華社南寧4月12日】黄雯(こう・ぶん)さん(33)は、中国広西チワン族自治区南寧市にある広西大学海洋学院の修士指導教員であり、同大学サンゴ育成センターの主任も務めている。
黄さんのチームは2015年から同自治区の北部湾に位置する潿洲島(いしゅうとう)のサンゴ礁の調査と修復を行っており、関連部門と共同で同島にサンゴ礁修復エリアを設置し、実験室で育成したサンゴの「赤ちゃん」を同島海域に投下している。また海底に散らばっている折れたサンゴの枝を集め、廃棄されたカキ殻で作った苗トレーに固定し、再び海に潜って水中の苗床にサンゴを「植え付け」している。
黄さんのチームは、同島のサンゴ礁修復エリアで5年余りにわたってサンゴ礁の修復実験を行っている。これまでに十数種1万株以上のサンゴを繁殖させており、大きな成果を上げている。