12日、ミュージカル「茶道:一葉乾坤」の一幕。(北京=新華社記者/于耀東)
【新華社北京4月14日】新華社傘下のニュースサイト「新華網」がプロデュースする茶文化をテーマにした叙事詩ミュージカル「茶道:一葉乾坤」が12日、北京市の中国歴史研究院光啓劇場で初演を迎えた。
物語は主人公の華炎(か・えん)が見た「茶の夢」を主軸に据え、盤古開天の神話時代から唐、宋、明、清まで語られる。主人公は夢の中で茶文化の5大発展期を経験することで中国茶文化の神秘のベールを解き進め、茶道の本質が天道であり、人道、心道であることを突き止める。
同劇は従来の舞台劇と異なり、交響楽と舞踊、物語を芸術表現に取り入れており、音楽に沿って展開するストーリーに3Dホログラム技術を融合させている。
一抹の茶の香がもたらす感動が、物語と観客との強い共鳴を引き起こし、人々の歴史と文化に対する畏敬の念と自信を呼び覚ます。中国文明の悠久の歴史を謳歌(おうか)し、中華民族の開放的かつ包容的な民族精神を模索する。